外国人の先生、きちんと選んでいますか?

先生選びの前に知っておきたいこと

「子どもの英語の発音を良くしたい。」

そう考えたとき、多くの保護者の方は、
「日本人の先生より、外国人の先生の方がいい。」
と思われるのではないでしょうか。

ネイティブ講師

もちろん、外国人の先生から学ぶ良さはたくさんあります。

  • 異文化体験ができること。
  • 英語でコミュニケーションを取る経験ができること。
  • 日本語に頼らず、英語を使おうとする環境ができること。

それらは、とても大きなメリットです。

でも、私は一つ疑問に思うことがあります。

目次

外国人講師なら発音が良くなると思っていませんか?

世界の英語

「外国人の先生なら発音が良くなる」と考える一方で、その先生がどこの国の英語を話すのかまで考えて選んでいる方は、どれくらいいるのでしょうか。

英語は一つではありません。

イギリス英語。
アメリカ英語。
オーストラリア英語。
インド英語。
フィリピン英語。
シンガポール英語。

これ以外にも、世界には様々な英語が存在しています。
そして、英語を公用語・準公用語として使う国や地域には、それぞれ特徴的な発音やイントネーションがあります。
これは、どれが良い、どれが悪いという話ではありません。

日本語にも関西弁や博多弁、東北弁があるように、英語にも地域による違いがあるのは自然なことです。

だからこそ、「外国人の先生」という一括りで考えてしまうのは、とても危ういことだと思うのです。

英語にはさまざまな発音やイントネーションがある

最近は、フィリピン人講師によるオンライン英会話や英語教室がとても人気です。
料金が比較的リーズナブルで、予約が取りやすく、日本との時差も少ないことから、多くの方が利用されているようです。

もちろん、素晴らしい先生もたくさんいらっしゃるでしょう。
最初にお伝えしておきたいのですが、私はフィリピン訛りの英語を否定したいわけではありません。

ただ、一つ考えてほしいのです。
皆さんは、敢えて「フィリピン訛りの英語を子どもに身につけさせたい」と思って選んでいるのでしょうか。

それとも、
「外国人だから。」
「人気だから。」
「料金が手頃だから。」

そんな理由で、深く考えずに選んでいるのでしょうか。

あるいは、フィリピンやインド系の先生に教わることになることも知らないで、「ネイティブ講師」という言葉だけで、その環境を選んでいる人も多いのかもしれません。

もし後者であれば、一度立ち止まって考えてみてもよいのではないでしょうか。

私は我が子にバイリンガル育児をしていた時に、外国人の先生と会話する機会を設けたいと思ったので
外国人の先生のレッスンを受けさせた事がありましたが、
先生はアメリカ人、イギリス人、カナダ人から選ぶようにしました。

わざわざ、オーストラリアやフィリピン訛りの英語を話す先生を選ぼうとは夢にも思いませんでした。

将来的に、オーストラリアやフィリピンに行く可能性よりも、北米やヨーロッパに行く可能性の方が高いと思っていたので、そこで通じやすい英語を身に付けさせたいと考えたからです。

考える女性

子どもは先生の英語をそのまま吸収する

子どもは耳がとても良いです。
毎日聞いている先生の発音、イントネーション、リズムを、そのまま吸収します。
つまり、先生の英語が、その子にとっての「英語の基準」になるのです。

インターナショナルスクールでも起こり得ること

実際に、私のイギリス人の先生が、日本のインターナショナルスクールに通う小学生で、先生のレッスンを受けている生徒に関して、こんなことを私に相談してこられました。

「あの子は英語を話すことには慣れている。でも、学校の先生が話す英語の影響を強く受けていて、あの子が話す英語はフィリピン訛り。フィリピン人がよくやる文法的な間違いをあの子もよくやっている。保護者は自分の子どもがフィリピン訛りの英語を身に付けていることを知っているのかな? 言ってあげた方がいいと思う?」と。

この一言を聞いて、改めて「子どもの先生選びは気を付けなくてはいけない」と感じました。

良かれと思ってインターナショナルスクールに入れた。
外国人の先生がいるから安心だと思って選んだ。

でも、その結果、お子さんが特定の国や地域の英語を身につけることになる。
そのことを、保護者は十分に理解した上で選んでいるのでしょうか。
もちろん、その英語に納得して選んでいるのであれば、それでいいのです。
大切なのは、「知った上で選ぶこと」です。

「外国人の先生だから安心。」
「インターナショナルスクールだから大丈夫。」
本当にそうでしょうか。

先生は、子どもにとって最も身近な英語のお手本です。
だからこそ、

  • その先生は、どこの国の英語を話すのか。
  • どんな発音やイントネーションで話すのか。
  • 子どもが毎日どんな英語を聞くことになるのか。

そこまで見て選ぶことが、とても大切だと思います。

発音指導は日本人講師の方が向いている場合もある

そして、意外に思われるかもしれませんが、発音指導に関しては、日本人講師の方が向いているケースも少なくありません。

日本人だから分かる「つまずくポイント」

なぜなら、日本人講師は、日本人がどこでつまずくのかを自分自身の経験として知っているからです。
英語と日本語では、舌の位置、息の使い方、声の出し方、リズムが大きく違います。

「なぜこの音が出ないのか。」
「どうすれば英語らしい発音になるのか。」
そうしたことを、日本人に分かる言葉で具体的に説明できるのは、日本人講師ならではの強みです。

もちろん、日本人だから全員が発音指導に優れているわけではありません。
外国人講師にも、発音指導が非常に上手な先生はたくさんいます。

結局、大切なのは国籍ではありません。
その先生が、どんな英語を話し、どんな指導ができるのかです。

「発音を学ぶなら外国人。」
そう短絡的に考える前に、

  • どこの国の英語を話す先生なのか。
  • その英語を子どもに身につけてほしいと思っているのか。
  • 日本人の子どもに合った指導ができるのか。

そこまで考えて、先生を選んでほしいと思います。

イースマイルの現状

イースマイルには、外国人の先生の教室から移って来られる生徒さんも少なくありません。
残念ながら、発音指導がほとんどされていなくて、日本語の感覚のまま英語を話す生徒さんも多く、イースマイルで発声から指導しなおすことも多いです。

そして、数カ月でお子様の英語がみるみる変わって、英語らしい発音になっていくのを目の当たりにして、

「外国人の先生が良いと思っていたけど、そうじゃないんですね。」
「イースマイルに移ってきて、子どもの話す英語が急にカタカナっぽさがなくなって、びっくりしています。」
とほとんどの保護者様に喜んで頂いています。

まとめ|英語教室は「外国人かどうか」ではなく「誰から学ぶか」で選びましょう

外国人講師から学ぶことには、たくさんのメリットがあります。
しかし、本当に大切なのは「外国人だから安心」ということではありません。

その先生がどこの国の英語を話しているのか。
どのような発音やイントネーションで指導しているのか。
そして、日本人の子どもに合った発音指導ができるのか。

そこまで知った上で教室を選ぶことが、お子さまの英語力を大きく左右します。

英語は、一度身についた音を後から修正するのは簡単ではありません。

だからこそ、英語学習を始めるときには、「誰から学ぶか」を大切に考えていただきたいと思います。

この記事を書いた人

子ども英語の世界に足を踏み入れて
25年が経ちました。
英語講師という仕事は天職だと思うくらい、
毎日かわいい生徒さんに囲まれて
幸せを感じています。

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