保護者様へ
イースマイル英語教室にお子様を通わせて下さっている保護者様、いつも家庭学習のサポートをして下さってありがとうございます。
仕事、家事、育児、(もしかしたら介護など)でお忙しい中、貴重なお時間を割いて、お子様の英語学習のサポートをするのは、どんなに大変なことかと感謝しております。
ご家庭で取り組んで頂く時に、絶対にお願いしたいことがあり、これまでも何度かお伝えしていることではありますが、もう一度、こちらでお願いしたいと思います。
褒めてあげてください!
ついつい、できていない事ばかりに目が向いてしまうと思いますが、まずは今できるようになっている事に目を向けてあげて、必ず褒めてあげてください。
英語をやる度に注意ばかり、ダメ出しされていると、お子様のやる気がなくなるのは当然ですよね。
英語をやるとパパやママに褒めてもらえると思うと、お子様も喜んで取り組んでくれます。
今、できるようになっている事は、これまでの努力の結果です。
それを当たり前と思わず、現状でできるようになっている事を具体的に褒めてあげて下さい。
その日の取り組みがあまりうまくいかない時でも、取り組んだこと自体を褒めてあげて下さいね。
完璧を求め過ぎない
お子様はいつも発展途上です。
英語学習に関しては、これから何年もかけて、何度も何度も、少しずつ難度を上げながら同じ事をスパイラルに学んでいきます。
今、完璧でなくても大丈夫です。7~8割の理解度でOKなので、お子様に完璧を求め過ぎないようにしてくださいね。
そうでなければ、保護者様もお子様も、どちらも苦しくなってしまいます。
学校の授業で英語を学ぶと、次の試験の時までに100%の理解が必要になりますが、子どもの英語はそうではないところが良い所だと思っています。
大切なことは、子どもが英語が好きだと思えることです。
その気持ちを育てるのも、摘んでしまうのも保護者様の日頃の声がけしだいと言っても過言ではないほど、パパママの言葉は大きな影響力を持っているということを十分に認識してください。
小さな子どもは、理屈ではなく、感覚でほわっと英語を理解していくのですが、それこそ英語のセンスが育っていく過程ですので、細かなところがわかっていなくても、成長と共に理解していきますので、大丈夫です。
他の子と比べない
動画の課題提出では、他のお子様の様子もご覧になれるので、ついつい比較して一喜一憂してしまうかもしれませんが、それをしていると心が苦しくなってしまうので、やめた方が楽しく英語に取り組めます。
比較するなら、1週間前の我が子と、1ヶ月前の我が子と、1年前の我が子と比較してください。
「ああ、こんな事ができるようになっている!」ときっと喜びを感じながら、英語に取り組んで頂ける事と思います。
子どもの特性、資質、脳と心の成長の速度は本当に人それぞれ違います。
発表が得意な子、文字を書くのが上手な子、フォニックスの理解が速い子、文法学習が得意な子、コミュニケーションを取るのが上手な子、人の話をしっかりと聴ける子
本当に1人1人の生徒さんには個性があって、どの子にも必ず優れているところがあります。
保護者様の役割として一番大切なのは、我が子の良い所を見つけて、繰り返し繰り返し、お子様に言葉に出して伝えてあげることではないかと私は思っています。
【お子様の良い所探し】を是非やってみてください。
当たり前と思っていること、些細なことでも、それをすごいことだねと言葉にして伝えてあげることで、子どもは自己肯定感を感じながら、前向きに成長していくものだと思います。
「1日3つ、我が子を褒める」 是非やってみて下さい。
良い学習習慣を付け、自立した学習者を育てましょう
イースマイル英語教室は、自立した学習者を育てることを1つの目標にしています。
幼い頃からご家庭で毎日の英語学習を習慣付けることで、どのように物事に取り組んでいくべきなのかが、いつの間にか身体に染みこんでいく事と思います。
例えば、宿題が出たら、次のレッスンまでにどのように計画を立てて、何回繰り返し、その宿題の完成度をどの程度まで持って行くのか、そんな事を保護者様と一緒に取り組みながら、身に付けていって欲しいと思っています。
どういう学習に対する姿勢が必要なのかを、身を持って、親の取り組み姿勢で示してあげて下さい。
お子様が中学生、高校生になった時に、どのように勉強に取り組んで欲しいですか?
今の毎日の英語の取り組みを通して、将来の学習に対しての意識、姿勢を作っているんだという意識を持ち、毎日コツコツと取り組む習慣を付けてあげてくださいね。
これは、小学校高学年や中学生になっていくら親が口うるさく言っても、もうどうにもならないことです。
幼少期からどのように物事に取り組むべきなのかを、自らの姿勢を持って示してあげることで、中高生になった時に、親が何も言わなくても、自ら自分を律して学習に取り組む子どもに育ちますよ。
「鉄は熱いうちに打て」ということわざ通りですね。
自分のためにはなかなかできない事でも、我が子の将来のためなら、頑張れるのではないでしょうか。
とは言え、保護者様もお忙しいと思いますし、英語だけを見ている訳ではないので、ご自身にも完璧を求めないようにしてくださいね。
自己評価を下げないようにサポートを
子どもは、成長につれて、他の友達と自分を比べるようになっていきます。
○○ちゃんは、すらすら読めるのに、自分はうまく読めない。
○○ちゃんはもう英検に合格しているのに、自分はまだ合格していない。
○○ちゃんは学校の試験で良い点数を取っているのに、自分はそこまで取れていない。
子どもなりに、そうやって比較しては自己評価を低くしてしまうことがよくあります。
先日も、私から見たら申し分ないほど順調に英語を習得している生徒さんが、自分はダメだと思っているという苦しい胸の内を打ち明けてくれたのですが、それは私にとっても本当に衝撃的でした。
え? こんなに自然に英語が話せるようになっていて、こんなに楽しく多読にも取り組んでくれていて、レッスンもすごく前向きに参加してくれているのに、心の中ではそんな風に劣等感を感じていたなんて・・・と、それに気づかなかった私自身を深く反省しました。
これまでも1人1人の生徒さんの良さをお伝えしてきたつもりでしたが、まだまだ足りないのだなと思いました。
子どもの心はガラスのハート。
もっと注意深く、プラスの言葉を1人1人にかけていきたいと思っています。
例えば、試験で良い点数が取れなくても、ジェスチャーができる、良い表情で話ができる、感情を込めて伝えることができるというのは、実際に社会に出て英語を話す時には、ものすごく役に立つ能力です。
むしろ、こういう能力の方が試験で点数を取る能力よりも、高く評価されるべきかもしれませんし、そちらを伸ばしてあげることこそ、英語を実際に話す時には大きな戦力となる能力です。
しかしながら、子どもにとっては(時には保護者様にとっても)学校の試験の点数や、英検の合格級が、英語力を測る唯一の基準と思い込んでしまうことがあります。
決してそうではありません。
英語を使って、世界で生きていくために必要な物は何かと考えると、学校の試験の点数や英検に早く合格することなんて、そんなに大したことではありません。
私は英語学習を通して、小さな成功体験を重ねて、自分に自信を持って欲しいと常に思ってきましたが、現実には、すぐにできない自分に失望し、いら立ち、友達と比べて落ち込む子どもが存在することもあり得ます。
そうならないために、保護者様にはお子様の良い所を常に見つけてあげて、「あなたは最高!」と常に褒めて自信を持たせてあげて下さい。
「大丈夫!誰でも最初からうまくできる子はいないよ。みんなそうやって失敗しながら上達しているんだから。失敗は成功のもと。」と勇気づけてあげて下さいね。
子どもは本当に繊細です。劣等感を持ちやすいということを常に頭に置いて、保護者様もプラスの言葉がけをたくさんしてあげて下さい。
言語習得にラクな道はありません
英語学習をしていると、それぞれの段階で様々な壁にぶち当たります。
歌が覚えられない。発表ができない。文字が覚えられない。単語が読めない。うまく発音できない。うまく発表できない。うまく会話できない。試験の点数が取れない。
成長と共に次々に新しい壁がやってきます。
その壁を乗り越えるためには、日々の努力しかありません。
最初からできる子なんていませんし、自分から喜んで英語学習をやりたがる子も少ないでしょう。
誰だって、しんどい事はやりたくないし、難しいことは避けて通りたいですよね。
でも、そこを淡々と努力し続けるしかないのです。
○○できないと思うのではなく、○○ができるようになるための練習中と思うようにして下さい。
新しい事を習って、それを習得するためには努力と時間が必要です。
何かができないということは、その努力と時間がまだ足りていないということです。
大丈夫、努力を続ければ、必ずできるようになります。
特に文法学習に入って、問題集の宿題が出るようになると、毎回毎回、新しいことの連続なので、できない事が続きます。
どうか、その姿を見て不安にならないでください。
何度もヨロヨロと倒れそうになって習得した自転車のコマ無しの練習と一緒です。
最初はできないのは当たり前です。何度も実践を重ねてできるようになっていくものです。
試験で良い点数を取りたいのなら、完璧になるまで何度も練習を重ねればいいだけの話です。
ピアニストになろうと思ったら、相当の年月をかけて、毎日何時間と練習するのは当たり前ですよね?
英語学習もそうです。1週間に数回、たまに練習するだけでは、そこそこの力しか付きません。
目標が高いのなら、それに相応するレベルの練習をしなければいけませんね。
各ご家庭のペース、目標で
英語習得は、お子様本人の持って生まれた資質と、各ご家庭がどれだけ日々の生活の中で英語をとりれる事ができるのかしだいです。
どうぞ、お子様の個性や各ご家庭の事情に合わせた無理のない目標作りをお願いします。
英語学習が親子共に辛くなったり、苦しくなってはいけません。
親子で無理なく楽しみながら取り組めるようにして下さい。
子どもに振り回されないで
子どもは精神がまだ幼いので、判断力が乏しいです。
目先の楽しさやしんどさで、物事を判断します。
子どもの「辞めたい!」という言葉にオロオロする必要はありません。
よく「子どもの意見を尊重します」という言葉を聞きますが、それはもう少し子どもがしっかりと物事を判断できる年齢になってからのことです。
英語だけに限らず、子どもの習い事は親と子の我慢比べになる事がよくあります。
例えば、子どもが宿題をしない時に「宿題しないんだったら、辞めさせるよ!」などと言うのは厳禁です(笑)
子どもと同じ土俵に立たず、子どもの気持ちをうまくコントロールするのが、親の腕の見せ所。
泣かぬなら殺してしまえホトトギス ではなく
泣かぬなら泣かせてみようホトトギス でいきましょう。
いつでも遊び心を忘れず、楽しく英語に触れられるように、保護者様には心の余裕を持ってお子様と接してもらえたらと思います。
(実際、難しい時があるのもわかりますが)
親はブレない信念を見せること。
押せば倒せると子どもに思わせると、どこまでも駄々をこねてきます(笑)
子どもの将来に役に立つ、子どもにとって必要だと思ったことは、うまくコントロールして続けさせたいですよね。
継続こそが大切
時には親子ともにしんどくなって、辞めたいなと思う時が出てくるかもしれません。
一生懸命に取り組まれているご家庭ほど、辛く感じてしまうかもしれませんね。
でも、辞めてしまっては、これまでの苦労が水の泡になってしまうのが子どもの英語なんです。
しんどい時は、是非早めにご相談下さい。
一緒に考えていきましょう。
「2~3ヶ月前から、子どもが辞めたいなと言っていたんですけど、何とか通わせていたんです」といきなり、辞めますとおっしゃる方がたまにいるのですが、それは本当に残念なパターンです。
子どもが嫌がっているなというサインを見つけたら、すぐに私にお知らせ下さい。
早期発見、早期対応 これが大切です。
外国語学習は人生を豊かにします
外国語を学ぶと、物事の見方の違った視点を得ることができます。
その言語特有の言い回しや、その言語で語られている昔話など、多様な文化に触れることで、日本語だけを話す人とは違って、また別の見方を得られるのが、何よりも素晴らしいことだと私は思っています。
外国語学習は人間の価値観や人生観まで、大きな影響を与えてくれます。
外国語が話せると、人生においてチャンスが広がりますよね。
外国を知ることで、日本の事を客観的に見ることができるようになり、日本の良さを改めて知ることもできます。
英語学習においては、自分の意見を発表することが多いので、様々な事柄について考え、自分の気持ちや意見を整理する時間が取れます。
そこで自分と向き合い、自分自身を知ることもできるのも、大変有意義なことだと思います。
日本の学校教育ではなかなか指導してもらえないことも、英語教室では学ぶことができるんじゃないでしょうか。
英語だけではない英語教室
こうやって色々書いていると、私が生徒さんにお伝えしたいのは、
自己肯定感と自信を持って、常に自分でみずから進んで目標に向かって努力できる人になって欲しいという事なのかなと思います。
その土台にあるのは、親子の愛情たっぷりの時間です。
英語を通して、親子の時間を是非楽しんでください。
イースマイル英語教室の絶対的なウリは、音声学に基づく発音指導なのですが、実はそうではなくて、お子様の心の成長を長年かけて、保護者様と一緒に見守り、サポートできるところなんじゃないかと思えるほど、生徒さんとの距離感の近さにあるのかもしれません。
また、保護者様にお一人お一人とも、コミュニケーションを密に持ちたいと思っています。
日頃の送迎の際では、なかなかお時間が取れないのが心苦しいのですが、いつでもお時間をお取りしますので、良かったら、いつでも私とおしゃべりしに来て下さいね。
子育て中は、本当に必死で余裕がなくて、色んな事を思い詰めてしまったり、苦しかったりする時があるかと思います。
そんな時、息抜きにおしゃべりに来て下さい。
もちろん、何もなくても、気軽におしゃべりに来て下さい。
お子様の成長で、こんな嬉しいことがあった!と英語以外のことも是非聞かせて頂きたいです。
ママと生徒さんの応援団長でありたいと心から思っています。
心と両腕を広げてお待ちしています。
こんなに長い文章を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。