4月に入り、教室の前の公園も桜が満開です。
新年度クラスのスタートが間近になりました。
イー・スマイル英語教室では、15名の新しい生徒さんをお迎えしてのスタートとなります。
入会生の保護者様のみならず、継続生の保護者様にも是非知っておいて頂きたいことを今日はこのブログでお伝えしたいと思っています。
子どもの英語習得方法は大人とは違う
まず、知っておいて頂きたいのですが、タイトルにも書いたように、子どもの英語習得方法は、私たち大人が中学校で英語を学んだ方法とは全く違います。
イー・スマイル英語教室では、私たちが母語である日本語を習得した過程と同じ過程を踏みながら英語を習得して頂くことに重きを置いています。
お子さまが小さかった頃のことを思い出してみて下さい。
赤ちゃんにりんごの絵を見せて「りんご」、いちごの絵を見せて「いちご」という風に機械的に言葉を教えたことはないですよね(笑)
日本語を全然わからない赤ちゃんにでも「さあ、いちごを食べようね。」というように文章で、感情を込めて話しかけたはずです。
幼児は全くわからない日本語のかたまりを大量に聴いていく中で、「りんご」「いちご」という名詞を認識し、「食べる」という動詞の意味することを理解していくんです。
皆さんが行っている【絵本の読み聞かせ】に関しても、幼児はその日本語を全部理解しているなんて思われた事はないですよね?
当然のことながら、理解していない言葉や文章がたくさんあるんです。
でも、挿絵に助けられたり、ママの優しい読み聞かせの声が大好きなので、「難しい」という感覚を感じることなく、絵本が大好きで、読み聞かせに聞き入ってますよね。
そうやってどんどん日本語を習得していくんです。
幼児はわからないこと、できないことを苦と感じない
幼児は、母語である日本語ですら、曖昧な世界の中で暮らしています。
「わからないことだらけの世界」の住人なんです。
私たちが暮らしている街中にはたくさんの表示や看板がありますよね。
それらのほとんどを子ども達は読めません。
家庭の中にも文字はたくさんあふれています。お菓子のパッケージやシャンプーのボトルなど、至る所に文字はありますが、それらも幼児は読めません。
でも、それは幼児にとっては当たり前のことなので、わからないことに苦痛を感じたりはしないんです。
大人同士の会話やテレビから聞こえてくる日本語も、幼児には意味がわからない事も多いのですが、それを苦痛とは思わず、その中から自分の知っている単語を聞き取り、全体としてこんな意味なんだろうなと推測しながら生活をしています。
大人である私たちも、子どもに完璧な理解なんて求めていませんよね。
それどころか、何か一言でも言えば「わぁ、すごい! 言えたね!」と満面の笑みで拍手して褒め称えませんか?
「ブー ブー」と車を指さして言えば、「すごーい!」となりますし、「ブーブー来た」と二語文になれば「すごーい!」となりますよね。
ここで子どもの言語習得の過程をおさらいしてみましょう。
1歳頃から「まんま」「わんわん」「ぶーぶー」というような1語文を使って要求を伝えられるようになり、1歳6ヶ月頃から2歳頃にかけて、「わんわん 来た」「それ ちょうだい」などの2語文が言えるようになると言われています。
2歳から2歳6ヶ月頃には「くるまの本 よんで」というような3語文を使いこなせるようになり、「なんで?」という疑問が増えてきて、どんどん語彙が広がっていきます。
2歳6ヶ月頃から3歳頃には、発音がしっかりとしてきて、大人の言うことの真似ができるようになり、言葉の意味に興味を持ち始めます。
この段階に来るまで3年間かかっています。
日常的に日本語があふれている環境でも3年でやっとこの段階です。
もちろん言葉を話すためには、身体的、能力的な成長が必要な訳ですが。
日本語の習得には何の不安も感じない保護者様が大多数なのに対して、英語習得にはなぜかすぐに成果を求めたくなってしまうんですよね。
幼児がせっかく英単語が言えるようになっても、小さな間違いが気になったり、文章を覚えて言えるようになっても、「言えても、ただ言えるだけで、文法も理解していないのに意味があるの?」と思ったり、「意味もわかってないのに、何となく言えるだけで意味があるの?」と不安になったり。
保護者様のお気持ちは、すごくよくわかります。
だって自分たちが英語を習得してきた時は、1つ1つの単語の意味を覚えて、綴りを覚えて、文法も同時にしっかりと学んできましたからね。
文法を知らない文章とは出会ったことはなかったですよね。
全部完璧に理解していないと心配だし、発音もぜんぶ正しい物でないとダメに思えますよね。
私たちは「勉強」として英語を学習してきましたから、そのような判断基準で考えてしまうのも無理はありません。
でもイー・スマイル英語教室での英語習得の方法は、中学校の授業のやり方とは全く別物だということをまずはしっかりと心に刻んで下さい。
お子さまが英語を話したり、読んだりした時に、間違っていること、できていない事についつい気が行きがちですが、その時は、【英語年齢】を思い出してあげてください。
習って1年目なら0歳、2年目なら1歳、3年目なら2歳、4年目なら3歳です。
2歳の子がこんなに言えるようになってると思えば、できないことよりも、できるようになっている事に喜びを感じられませんか?
子どもに早急に「完璧な成果」を求めないこと
これが何よりも大切です。
できていない事よりも、できるようになった事を探してあげてください。
できている事を当たり前と思わず、そこを認めて、褒めてあげて欲しいのです。
言語習得には時間がかかります。
コップに水を注ぐようなもので、注ぎ続ければ必ず水は溢れてきます。
それをあふれ出すまで待てずに、全然力が付いていないと落胆したり悲観しないことが大切です。
幼児はわからない事を苦にしないので、その特性を十分に利用しましょう。
わかっていない事を急いで理解させようとするのではなく、自分で気づいて、習得していくのを待ってあげて下さい。
答えを教えるのではなく、気づきを与えて、自分で答えを導き出せる子どもを育てましょう。
「完璧にわかっていなくて自然なんだ、それでいいんだ、順調な発達段階を確実に歩んでいる」と保護者様が理解していると、保護者様のストレスもかなり軽減されると思います。
イー・スマイルの指導方針
皆様がご存じのように、イー・スマイル英語教室は幼少期からのスタートで中3までの長期一貫学習カリキュラムで指導しています。
ゴールはあくまで中3において指導しています。
中3になった時点で、基礎的な英語力がしっかりと習得できているような指導です。
ですので、それまでは言わば、ピースの埋まらない不完全なパズルのような物です。
不完全であることは自然なことだと捉えて指導しています。
イー・スマイル英語教室は生徒さんに早急に完璧を求めません。
今、できるようになっている事を認め、それを言葉で生徒さんに伝え、その努力を褒めます。
昨日より今日、今日より明日と少しずつ、でも確実に成長をしているという自覚と喜びを生徒さんに感じてもらいたいと思っています。
生徒さんに指導する際も、一人一人の生徒さんの性格や状況に応じて、お伝えすることは違います。
間違っていることを重箱の隅をつつくように全部指摘して、現状を完璧な「完成品」にしようとはしません。
その生徒さんに1番必要な事は何かを考え、1つか2つだけにポイントを絞って指導致します。
なので、場合によっては、「Shelly、全然見てくれてないやん。これ間違ってるのに、訂正されてない」とご不安やご不満に感じることもあるかと思います。
それは、私が気づいていなったり、見落としていたりするわけではなく、わかっていても敢えてその時に指導をしていないだけだということをお知りおきください。
子どもの英語は改善点や間違いを指摘し始めたらキリがありません。
せっかく頑張って英語に取り組んでいるのに、いくつもいくつもダメ出しを食らうばかりでは、生徒さんのやる気も出ないですよね。
それにいくつも改善点を示されても、それを全部一度に取り組むというのは無理だと思います。
何事も良いタイミング、良い手順というものがあります。
今指導していなくても、生徒さんお一人お一人の状態はよく把握していますのでご安心下さい。
私としては、生徒さんに達成感を感じてもらいたいですし、自己肯定感を持ちながら学習することで、自分に自信を持って欲しいと思っています。
そして何よりも「学ぶ楽しさ」を知って欲しいと思っています。
そして、もしご不安なことがあれば、いつでも遠慮なく問い合わせて頂きたいのです。
私は今、このような気持ちでお子さまを指導していますということを丁寧にご説明させて頂きますし、保護者様のご希望をお聞きできたら私の方でも対処することができるかもしれません。
お子さまの英語力を伸ばすのに、保護者様との信頼関係、密なコミュニケーションは欠かせません。
「わかる」と「できる」は違う 小学校低学年
小学校に入学する頃には日本語力がかなり発達しているので、生徒さんによっては「わからない」という状態に不安や嫌悪感を抱くことがあります。
そして、お子さまが「わからない」と言うと、途端に保護者様は不安になられるかと思います。
でも、上で述べたように、「わからない」のが自然なんです。
小学校低学年で完璧に理解している生徒さんはイー・スマイル英語教室にはいないと思います。
ものすごく良い発音で絵本を音読していても、その文章構造を文法的に説明なんてできません。
「なんとなく感覚でわかる」程度の理解です。
私はその「感覚」こそが大切だと思っています。つまりセンスです。
幼児から英語に触れていると、そのセンスが身に付くところが最大のメリットだと思っています。
小学校低学年のお子さまが「わからない」と言ったら、不安になるのではなく、「大丈夫、そのうちわかるようになるよ」と声がけをしてあげてください。
お子さまが「わからない」という時は、たいていご家庭での練習量が足りていないことが多いです。
まずは細かいことはわからなくても、言えるようになること、できるようになることを第一に取り組んでください。
少し乱暴な方法に思われるかもしれませんが、子どもの英語習得はこの方法が理にかなっているのです。
「わかる、わからない」の問題ではなく、「やる、やらない」の問題です。
日本語だってそうです。子ども達は日本語がペラペラに見えますが、文法構造なんてわかっていませんよね。これが主語で、これが述語でなんていう説明はできません。
でも正しい文法を駆使し、日本語を話し、意思疎通しています。
漢字を習得するのも何回も書いて覚えたり、国語の教科書の音読の宿題が毎日あったりしますよね。
意外と見落とされがちなんですが、母国語の日本語を習得することすら、大変な努力と時間を要しているんです。
英語習得もそうです。文法学習は後からでいいんです。まずはたくさんのテンプレートをインプットして、それを丸ごとサッと言えるようになること。そして次の段階として、単語を入れ替えて自分の言いたいことが言えるようになることが大切です。
単語はしっかりと何度も読んだり書いたりして フォニックスのルールを徹底的に習得してしまいましょう。
フォニックスは「理解」が必要ですね。ここは一つ一つしっかりと「わかる」ことが欠かせません。
フォニックス学習は算数のようなものです。
まずは足し算ができるようになったら、引き算、かけ算、割り算のように知識を積み上げていくのと同じで、一つ一つのルールを積み上げていくのがフォニックスです。
フォニックスがわからないという子は、演習量が足りていません。
わかるようになるまで、何度も何度も演習を重ねることが大切です。
お子さまの「わからない」という言葉に動揺しないでくださいね。
「わかる」と「できる」は違う 小学校高学年
イー・スマイル英語教室ではレベル4から文法学習が始まります。
それまでに大量にインプットしてきた英語のテンプレートがここで役立ちます。
文法学習は、文章の構造を文法用語を使って説明していきます。
私たちが中学校の授業でやった方法です。
中学生用の問題集を数冊使いながら、パターン練習を繰り返していきます。
英語習得は勉強というより、スポーツや楽器演奏に似ています。
自分の身体を使って、何かをできるようになるまで反復練習して、身体に技術を染みこませるのが大切なんです。
「文法がわからない」「文法が苦手」という生徒さんは、ただただ反復練習が足りていないだけです。
教室では「やり方」や「コツ」を教えることはできますが、それを自由自在にできるようになるまで練習するのは生徒さん本人です。
運動神経の良い子、運動が苦手な子がいるように、あっという間に文法を理解し、自由自在に駆使できるようになる生徒さんもいれば、なかなかできない生徒さんもいます。
子どもによって得意不得意はあるので、それは仕方ないところです。
大切なことは、時間がかかっても、きちんとできるようになるまで努力を重ねることです。
「何時間取り組めばいいですか?」とたまに聞かれるのですが、「できるようになるまで」としかお答えできません。
30分でできるようになれば、次のステップにどんどん進むべきですし、2時間やってもできるようにならなければ、3時間、4時間と努力を重ねるべきですね。
「わからない」「わかっていても、できない」「よく間違える」という状態を抜け出させるために必要なのは、本人が完璧にできるようになるまで繰り返し繰り返し反復練習を重ねる事以外にありません。
文法学習もフォニックス学習も、算数と同じで、知識を積み上げてくものなので、1つ1つの段階で完璧にできるようになることが大切です。
お子さまが問題集をなかなか解けない様子や、いっぱい間違う様子を見ると、「理解していないのでは?」と不安になられるかもしれません。
でも、自転車のコマ無しの練習を思い出してください。
最初は後ろで支えてあげて、一緒に走りませんでしたか?
少しずつ手を離してあげましたよね。
子どもはグラグラしたり、時には転びながら何回も何回も練習して乗れるようになりましたよね。
最初からすいすい乗れる子なんて皆無ですよね?
文法学習もそうです。問題集を間違う時や答え方がわからない時は、まだサポートが必要な段階なだけなんです。何度も間違えて、練習しているうちに、自分でできるようになります。
コツは自分でつかむものです。失敗を重ねるから上達していくんです。
なので、発達段階途中の失敗を見て不安にならないでください。
大切なのは、生徒さんの努力を褒めてあげること、ほら、もう少しでできるようになるよという前向きな言葉がけです。
最初から完璧を求めるのが間違っているのです。
最初は間違えるのは当然なんです。
できなければ、何冊も他の問題集をやればいいのです。
反復練習を嫌というほどすれば、本人なりに法則を見い出すはずです。
中途半端な演習量では、ハイレベルな英語力は付きません。
瞬時にパッと正解が出てくるようになるまで、自由自在に駆使できるようになるまで、反復練習を繰り返しましょう。
それが英語で会話する際にも求められる力です。
イー・スマイル英語教室の文法学習は、常に日常会話で使いこなすことを意識した指導です。
なので黙々と書いてばかりのレッスンは致しません。
必ず通じる発音で言えるようになるまで練習して頂きます。
そこが学校や塾との大きな違いです。
イー・スマイル英語教室は「生徒さんに早急に完璧を求めません」と上で述べましたが、フォニックスと文法学習に関しては、無理のない範囲内で完璧を追求します。
でなければ、次の段階に進んだ時に困るのは生徒さんですから。
ですので、困難を感じている生徒さんには別途有料になりますが、個別指導も随時行いながら、誰も見捨てることなく、しっかりと指導してまいります。
「わかる」と「できる」は違う 中学生
中学生になると、学校のテストが始まりますね。
英語力があるのに、学校のテストの点数がなかなか伸びない生徒さんもいらっしゃいます。
学校のテストで良い点数をとるためには英語力だけでは無理なんです。
集中力と注意力、思考力、問題処理能力、スピードが必要なんです。
それらが欠けていると、英語力があってもなかなか90点台には乗りません。
それらは、生徒さんがお持ちの資質しだいなので、英語教室で何とかできるものではありません。
他の教科が50点台なのに、英語だけ90点台ということはまずありません。
他の教科が70点台ぐらいなら、90点台は可能です。
その子なりのベストを引き出す指導は可能だと思っています。
学校のテストが唯一の判断基準のようになってしまいがちな中学生の英語力ですが、学校のテストでははかれない英語力があります。
英語教室に通う醍醐味は、むしろそちらではないかと思います。
学校や塾では教えてもらえない、英語を話したり、聞いたりする時のコツを知ることではないでしょうか?
学校や塾の先生は教科としての英語を教えるプロではありますが、言語学的な指導はできません。
イー・スマイル英語教室は発音指導のプロです。
中学生のレッスンでは、実際に通じる英語力を身に付けて頂くためのカリキュラムがメインになっています。
保護者様にお願いしたいこと
以上のことを踏まえて、保護者様にお願いがあります。
英語が常に身近にある環境作り
幼児さんや小学校低学年の間は、英語を「勉強」として捉えず、生活の一部として、日々の生活の中でいつも英語に触れる環境を整えてあげて下さい。
英語の絵本や歌やテレビ番組など、生活の中に英語があるのが当たり前にしましょう。
もし、可能ならママからの英語の語りかけも有効です。
親子で英語を楽しむ
むしろ、率先してママが楽しむぐらいの気持ちがあれば尚良しです。
ママが興味を持っていることに、お子さまも自然と興味を持ちます。
「宿題、やっときなさいね」ではなく「いっしょにやろう」ぐらいの声がけがちょうどいいです。
高学年や中学生になっても、お子さまのレッスン内容に興味を持ってください。
きっとご自身の英語学習で習ったこととは全然違うので新鮮に感じて頂ける事と思います。
子どもの英語力は、ママの家庭での取り組み方しだいと言っても過言ではありません。
ママが頑張れば、子どもは必ず付いてきてくれます。
良いところを見つけて褒める
毎日、何かしらプラスの声がけをしてあげてください。
できるようになっている事を当たり前と思わず、一つ一つの成長を喜び、褒めてあげて下さい。
できていない所を見るのではなく、できるようになった事を見ましょう。
いきなりダメ出しをするのではなく、まずは良い所を褒めてから、アドバイスをしてあげてください。
ストレスをためない
イー・スマイル英語教室では毎週宿題を出しています。
取り組みがうまくいかない時、時間がなくてできない時があるのは自然なことです。
決して無理はしないでください。
英語が原因で親子関係が悪くなったり、ママに強いストレスが加わることを私は望みません。
しんどい時、うまく行かない時、悩んだり、迷ったりした時は、お早めに私に相談してください。
一人で抱えず、一緒に方法を考えていきましょう。
子育てはママがハッピーでなければうまくいきません。
子どもの言葉に動揺しない
「わかならい」「面白くない」「やめたい」
この先、お子さまが色んなことを言い出すかもしれません。
その時は、お子さまの言葉を鵜呑みにせずに、一度私に相談してみてください。
お子さまは成長段階において、他のことに興味が移ることもあるでしょう。
新しい友達ができて、その子と同じ習い事をしたいと言い出すことも十分にあり得ます。
子どもの英語は継続しなければ、それまでの努力が水の泡になってしまうことが多いので、できるだけ継続学習をして頂きたいと思っています。
保護者様に「英語は絶対に習得させる」というぶれない信念を持って頂けたらと思います。
他の生徒さんと比較しない
ホームページやインスタグラムを見ると、きっと他の生徒さんがキラキラと輝いて見えることが多いと思います。
でも、どの生徒さんも同じように苦労されていますし、努力もされています。
生徒さんによって得意なことは違います。英語の発音が上手な子もいれば、書くことがすごく得意な子もいます。発表が上手な子、文法理解が速い子、会話練習の際に自分の意見をしっかりと言える子など、本当に様々です。
それぞれの生徒さんがそれぞれに輝ける場所をレッスンでは作るようにしています。
また、生徒さんによって、グンと伸びる時期に違いがあります。
小学生になって驚くほど目覚ましく成長される生徒さんを何人も見てきました。
どうか、今のお子さんを他の生徒さんと比較して落ち込んだり、焦ったりしないでください。
しっかりと努力を続けていれば、ずっとその状態が続くわけではありません。
気持ち的にしんどくなった時は私にご連絡ください。
私がお子さまの素晴らしいところをいくつでも保護者様にお伝えできますから。
幻想は捨てましょう
英語教室に通わせるだけでは、そこその英語力しかつきません。
大切なのは、毎日のご家庭での取り組みです。
「CDは掛け流しだけでいいんですか?」と時々質問されるのですが、プロのピアニストのCDを毎日聴いていても、実際に弾けるようには決してなりませんよね?
英語も同じです。聴いているだけで話せるようになんてなる訳がないのです。
○○だけでOK! などと書いてある教材のコマーシャルなどもよく目にしますが、語学習得はそんな生易しいものではありません。
日々の地道な取り組みがなければ力は付きませんし、教材は良い物を厳選しつつも、量も必要です。
やってもやってもこれで十分なんていうことはないのです。
特に日本人に足りないのは量です。
イー・スマイル英語教室は大量インプット、大量アウトプットにこだわっているので、教材費はかかりますが、それこそが大きな英語力の土台になるのです。
幻想は捨てて、甘い言葉に迷わされず、しっかりと着実に一歩一歩自分の力で、汗をかきながら歩いていきましょう。
子どもの苦労を肩代わりするつもりで
毎日の忙しい生活の中で英語の取り組みの時間を捻出するのは、とても大変な事だと思います。
保護者様には本当に感謝するばかりです。
幼少期から親子で英語を取り組んでいると、「学習習慣」が身に付きます。
英語は食事をするのと同じで、毎日するものなのだという意識を子どもに植え付けることができたら成功ですよね。
そして英語だけでなく、学習というのはこんな風に努力をし続けるものなのだということを教えることができたら、後は子どもが一人で努力のできる子に育ちます。
親が努力をして子どもが伸びる時期なんて、そう長くはありません。
例えば、中学生に「いっしょに英語をやろう」と声をかけても、それまでの習慣がなければ興味を示すことはなかなかないんじゃないでしょうか?
ところが、幼少期ならママとの時間は子どもにとって、何よりの喜びです。
英語を話せばママが褒めてくれる、ママとの楽しい時間を過ごせると子どもが認識すれば、どんどん自分から取り組むようになります。
今だからできること、今しかできないことって何でしょうか?
学習に対する良い習慣付け、意識付けこそ、幼少期の親子での取り組みで得られるものではないでしょうか。
大変だと思いますが、子どものためと思えば頑張れませんか?
親の姿勢と行動で、子どもを上手にリード&サポートしてあげましょう。
イー・スマイル英語教室で生徒さんに身に付けさせてあげたいのは、単なる英語力だけではなく、目標に向かって高いレベルで努力できる姿勢、意欲です。
情報交換を
レッスンの送迎の際に、ぜひ私にご家庭での様子をお聞かせ下さい。
そして「最近のレッスンではどんな感じですか?」とお尋ね下さい。
些細なことでもいいんです。そうやって保護者様と私が情報交換をすることで、お子さまの学習に大きなメリットが生まれることが多々あります。
私からもお声をかけるようには致しますが、なかなかタイミングがない事もあります。
ですので、「1ヶ月ぐらいShellyと個人的にしゃべってないな」と思われたら、是非お声をかけてください。
わからない事は質問する
宿題のことや、英語のことなど、なんでも疑問を感じたらお尋ねください。
特に英語のことは、保護者様によって英語力に違いがあると思います。わからない事は恥ずかしい事ではないので、どんどんご質問してくださいね。
そういう姿勢をお子さまは見ています。
私の思い
私にとって、どの生徒さんとのご縁も大切な宝物です。
一人一人の生徒さんの幸せを願っていますし、微力ながら生徒さんの人生において、私に力になれることがあればという思いで指導しています。
そして、それは保護者様に対しても同じ思いです。
私も子育て中のママとして、皆さんの少し先輩である経験から少しでもお役に立てたらいいなと思っています。
現にこれまでも、子育て相談や人生相談など、多くの保護者様とは英語を離れたお話もさせて頂いています。
私という存在が皆様の人生において、何かしらのお役に立てたら嬉しいです。
私がこの教室を開いたのは、私自身の人生において我が子と英語を楽しんでいた時期が本当に幸せで、満たされたものだったからです。
子どもはあっという間に成長してしまいます。
だからその貴重な時間をより有効に、より楽しく過ごしていただきたいという思いで教室を運営しています。
どの生徒さんも素晴らしい個性がありますよね。
私は一人一人の生徒さんの素晴らしい面をより伸ばしていきたいと思っています。
「悪平等」は好きではないので、「かけっこをして、みんなで一緒に手をつないでゴール」というような教育はしておりません。
しかしながら、ノルマを課して、順位を発表して激しい競争意欲を掻き立てるような教育も好きではありません。
何事も本人が自らやる気になることが大切だと思っています。
なのでやる気のある生徒さんには更なる深い指導をしていきます。
たとえば、宿題の動画提出にしても、出さなくても私は何も言いません。
けれど毎回出している生徒さんには、フィードバックをしていきますし、よりきめ細やかな指導が実現しています。
伸びようとする者はどんどん伸ばします。
その一方で、難しい時期にある生徒さんもいらっしゃいます。
そんな生徒さんには、無理に伸ばそうとせず、モチベーションをアップするような言葉がけであったり、取り組みを行い、本人の意欲が生まれるまで待ちます。
教育や子育ての中で一番難しいのが、この「待つ」ということではないかと実感しています。
私自身の子育ての中でも、「待つ」ことの大切さを知るまでには大きな苦悩があった時期もありました。
けれど、どんな状態の時にも見捨てず、静かに見守りながら温かく待つということほど、教育や子育てで大切なことはないのではないかと思います。
子どもが自らやる気を出した時のそのエネルギーのすごさは、親の想像を遙かに超えています。
ママにとっても、仕事のことや体調のこと、家庭の事情などで、英語どころではない時期もあるのは自然なことです。
なので、いつもいつも全力投球でなくていいのです。
うまく調整しながら、無理なく楽しめる程度で細く長く取り組んでください。
英語習得には時間がかかります。
皆様とは10年を超える長いお付き合いの中で、人生を共有させて頂ける存在になると思っています。
人生、良い時もあれば、うまくいかない時もありますよね。
そんな中でも英語を通して、お子さまとママの一番の応援団でありたいと思っています。
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