生徒アンケートから見えた「英語力が育つプロセス」

アンケートで見えた英語力が育つプロセス

先日(2025年11月)、当教室のレベル3クラス〜中学生の生徒さんを対象に、アンケートを実施しました
(※欠席者は未回答)。

数字を整理していく中で、とても興味深い傾向が見えてきました。
それは、英語との向き合い方が、学年とともに段階的に変化しているということです。

目次

① 英語は楽しい?好き?

まずは「英語は楽しい・好きか」という質問。



▶小学3年生ごろまで
レベル3では「とても楽しい・大好き」「楽しい・好き」が圧倒的多数。

この時期は

  •  英語=楽しい
  •  英語=わかる
  •  英語=できる

というポジティブな感覚が自然に育っています。



▶ 小学4・5年生
レベル4・5になると、少し様子が変わります

  • 文法学習が始まる
  • 考える場面が増える
  • ちょっと難しい」と感じる瞬間が出てくる

その結果、「普通」という回答が増えます。

これは決して悪いことではありません。
「遊び」から「学び」へとステージが上がったサインです。



▶ 中学生
そして中学生になると、再び変化が見えます。

「大好き」「好き」が増え、
英語に対する自信と前向きさが戻ってきます。

理由はとてもシンプルで、
「分かる」「使える」実感がはっきりしてくるから。

② クラスの雰囲気はどう?

クラスの雰囲気については、

  • 「最高」「良い」が全体の大半
  •  「少し良くない」と答えた生徒も2名のみ

しかもこの2名は、「もっとみんなと仲良くなりたい」という、前向きな気持ちからの回答でした。
安心して学べる空間づくりが、子どもたちの学びをしっかり支えていることが伝わってきます。

③ 英語を習っていてよかった?

この質問は、レベル6以上(高学年〜中学生)が対象でした。



結果は、

  • 「すごく思う」「思う」がほぼ全員

ここで注目したいのは、文法が増えて大変だった時期を越えたあとに、この実感が生まれているという点です。

英語学習は「一直線」ではない

今回のアンケートから、はっきり言えることがあります。

英語学習は、ずっと楽しいまま進む一直線の道ではありません。

  • 楽しい時期
  •  少し大変に感じる時期
  •  そして「できる自分」に気づく時期

この3段階を自然に通っていくことで、本物の英語力と自信が育ちます。

だからこそ、今の「大変」は大切

4年生・5年生で感じる「ちょっと難しい」「楽しいだけじゃない」という感覚は、

✔ 英語を“考える力”に変えている証拠
✔ 中学生で伸びるための土台づくり

でもあります。

そして中学生になったとき、その積み重ねが「英語が得意」「英語は自分の武器」という自信につながります。

最後に

アンケートの数字の奥には、一人ひとりの成長のストーリーがあります。
これからも、楽しいだけで終わらない、でも苦しいだけにもならないそんな英語学習を大切にしていきたいと思います。

この記事を書いた人

子ども英語の世界に足を踏み入れて
25年が経ちました。
英語講師という仕事は天職だと思うくらい、
毎日かわいい生徒さんに囲まれて
幸せを感じています。

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