大人のNY短期語学留学ってどんな感じ?

こんにちは。
イースマイル英語教室のShellyです。
私はこの夏、3週間にわたってNYの語学学校に留学してきました。
短期留学にNYってどう?と思われている方に向けて私の体験をシェアさせて頂きますね。どなたかのお役に立てれば嬉しいです。

語学学校探し

NYを選んだ理由
私が夏に留学しようと思い立ったのは3月末のことでした。なぜNYを選んだのかという理由は、これまで行った事がなかったからです。
2年前にロンドンを訪れた時から漠然と次はNYに行きたいと思っていました。
大好きな映画やドラマの舞台でもある街で、暮らすように滞在してみたかったんです。
学校はどうやって決めた?
留学先は絶対にNYと決めていたので、後は学校を選ぶだけ。
まずは留学エージェントさんに連絡を入れて話をお聞きするところから始めました。
私がzoomでお話をさせて頂いたのは5社のエージェントさん。
各社の担当者さんに詳しく話を伺っていくうちに、自分の希望と合う学校が2つに絞られてきました。(私自身の体験から言って、エージェントさんや、担当者さんによっても大きく話が違うので、たくさんのところにお話を聞いてみるのがお勧めだと思います。)
エージェントさんを通して申し込むつもりだったんですが、担当者さんが結構いい加減な感じがした所や、担当者さんは良かったものの同じ内容なのに他よりも値段がかなり高い所など、ここにお願いしたいと思える所がなかったので、自分で直接2件の語学学校のホームページから問い合わせを入れてみました。
1件は日本人の担当者から日本語での返信、もう1件は英語での返信がきたんですが、やり取りをしていると英語で返信をしてきてくれた語学学校の担当者の方が親切で信頼ができる感じがしたのと、自分が希望する日程の寮が押さえられたので、そちらに直接申し込むことにしました。
最終的な決め手
その担当者の方は本当に細やかに対応して下さって、最後まで気持ちよく安心して申し込むことができました。相談にも親身に乗って下さったので、納得のいく学校選びができたと感謝しています。
なので、ある程度の語学力がある方は直接申し込むのが1番話が早いと思います。
住まいについて

滞在した寮の環境
私は娘と親子留学だったので、2人で1部屋を使える寮を選びました。
NYでの暮らしを満喫したかったので、語学学校も住まいもマンハッタンの便利な所にあるのが絶対条件だったのですが、語学学校が紹介してくれたレジデンスは理想通りの立地で、とても充実した時間を過ごすことができました。
生活の便利さ
レジデンスから学校へは歩いて20分ほど。ロックフェラーセンターやフィフスアベニューなど映画でよく見る景色の中で生活するのは、とてもテンションが上がりました。
学校もレジデンスもすぐ近くに地下鉄の駅があり、観光にも便利で、効率よくあちこち回れました。
レジデンスの近くにはスーパーや飲食店も多く、日本食を扱うスーパーもあり、とても生活がしやすかったです。
部屋と共用設備
部屋は広く快適で、バスタブもきちんと深さがあって、お湯もしっかりと出ました。
お手洗いの水も問題なく流れ、部屋には冷蔵庫と電子レンジがあり、隣の部屋の物音が聞こえるようなこともありませんでした。
1階には大きな大きな家庭科室のようなキッチンとダイニングルームがあり、2階には洗濯機と乾燥機が豊富に設置されていて、ジムも併設されていました。
屋上ラウンジもあり、そこでは卓球台があったり、雰囲気がとても良かったです。
語学学校について



学校の雰囲気
ECという語学学校に通っていたのですが、場所はタイムズスクエアのすぐ近くなので、そちら方面に行けばすごい人込みですが、そちらを避ければ問題はありませんでした。
とてもきれいなビルの中にあって、学校自体も清潔ですごく良い設備で、気持ちよく学べました。
クラスの構成
ECには30歳以上のクラスがあるのが決め手の1つとなり、こちらを選んだんですが、これが大正解でした!(年齢制限のないクラスを選ぶこともできます。)
クラス分けテストを出発前に日本からオンラインで受けて、初日にスピーキングのテストを受けた後にクラスに案内されるのですが、私が入ったクラスはCEFER B2+とC1レベルのクラスで、生徒は14人ほどでした。
生徒は毎週出入りがあるので顔ぶれは少しずつ変化するのですが、私のクラスはイタリア人、スペイン人が3人ずつぐらいと、あとはドイツ人、フランス人、ブラジル人、トルコ人、韓国人など、ヨーロッパからの生徒が大半を占めていました。
日本人は1週目は3人、2週目は2人、3週目は私1人でした。
全体的に見て、日本人や韓国人はとても少なかったです。中国人はいなかったような印象です。
私のクラスの人たちは、皆さん知的で勤勉でユーモアがあって、とても良い雰囲気で会話自体の内容がとても興味深く、勉強になりました。40~50代が多く、職業は、医者、弁護士、先生、警察官、会社経営者という感じでした。
娘のクラスは年齢制限のないクラスで、18~22歳ぐらいの生徒が多く、その他、NYで働いている人もいたそうです。国籍別ではロシア人が多かったそうです。
日本人多い時では2~4人、週によっては娘一人の時も。
娘のクラスもレベル的には私と同じレベルだったので、もっと初心者向けのクラスだと雰囲気は違うかもしれません。
いずれにせよ、行く時期によって、クラスの顔ぶれは全然違いますし、大人のクラスは特にレベルによって雰囲気も違うのかもしれないと思いました。

授業と先生の質
授業は朝の9時から12時15分まで、90分レッスンが2コマ。
月水金はモロッコ出身の先生、火木は生粋のニューヨーカーの先生でした。
先生が日替わりで変わるというのが、気分転換になって、とても良かったです。
特筆すべきは、先生の質の高さ!
レッスンがとても面白く、興味深い内容で、みんなが安心して自由に発言できる雰囲気で、和気あいあいと楽しいものでした。
先生がとても熱心で、レッスンの準備を丁寧にして来られているのが、よくわかりました。ユーモアがあり、生徒ひとりひとりにあたたかく、きめ細やかに指導してくれたのが有難かったです。
宿題もあり、良い感じで無理なく楽しく学べました。

アクティビティと特別レッスン
ECはアクティビティも充実していて、ジャズを聴きに行ったり、野球を見に行ったり、ボートクルーズがあったり、ミュージカルを観に行ったり、様々なオプションがありました。
私が良かったと思うのは、無料の特別レッスンがあって、ニューヨークの歴史や移民について学べたり、アメリカ英語とイギリス英語の違いを学んだり、発音に特化したレッスンがあったことです。
こちらはカナダ人の先生とベネズエラ人の先生が担当されていました。
このレッスンでは他のクラスの生徒とも一緒になるので、30歳以下の人たちとも一緒でした。
ECのアプリがあり、そこで学習できるシステムになっているのも、とても役に立ちました。これは留学後3カ月間は使えるようになっていて、帰国しても学習を続けられるのが有難いです。
ECは校長先生はじめ、すべての先生が皆さん親切で、フレンドリー。
時間にも正確だし、「ここは海外だから、仕方ない」と思うようなことは一切なくて、何事もスムーズに気持ちよく進んでいきました。
これはNYという街自体がそんな印象です。
ヨーロッパに行くと、様々な場面で日本との感覚の違いを感じて、不自由や不便を感じることが少なくないんですが、NYはまったくそれがなかったです。
NYという街について

治安と交通
NYは治安がとても良いというのが私の印象です。
パリのようにスリが寄ってきたりしないので、安心して街を歩けますし、地下鉄にも乗れます。
地下鉄があるので街中の移動はとても便利で、大阪にいるのと同じ感覚で、街中を移動できました。
地下鉄もパリに比べれば快適で、エアコンも効いていて、治安も悪くなかったです。
街中はアヴェニューとストリートの名前さえわかっていれば、地図なしでどこでも行けるので、迷子になりようがなく、観光客にもハードルが低いと思いました。
人々と街の雰囲気
NYの人たちはすごく優しくて、あたたかかったです。
様々な人種の人が共存している街だけあって、すごくインクルーシブな雰囲気がありました。
お店の店員さんはフレンドリーで、ちょっとした会話も楽しみの1つでした。

生活のしやすさ
語学学校はお昼までなので、午後は美術館に行ったり、セントラルパークでのんびりしたり、ドラマや映画のロケ地や様々な名所を巡ったり、ショッピングしたり、素敵なレストランで食事したり、とても充実した毎日を過ごすことができました。
NYはどこもお手洗いがきれいで、簡単にお手洗いを見つけることができるのも良かったです。
スーパーもたくさんあって、日本食のスーパーもあるので、生活はしやすいです。
とにかく街に活気があふれ、良いエネルギーに満ちているので、私自身、ものすごくポジティブになれましたし、自分のことが好きになれました。
NYという街が持つ魅力を体感し、すっかりNYが大好きになりました。
私は大学生の時にイタリアのフィレンツェで留学した経験があるのですが、ヨーロッパで体験する留学との違いが顕著で、新しい学びがたくさんありました。
日本人にはヨーロッパよりもアメリカやカナダの方が、圧倒的に生活がしやすいんじゃないかなと思います。
パリに留学中の娘によると、パリも住みやすいし、良いところもたくさんあるよと言うのですが、私的には北米の方が日本人には馴染みやすいんじゃないかという印象です。
以前、息子がロスアンゼルスに1年留学していたのですが、ロスは車がないと不便という感じがします。
NYは車がなくても十分に快適に暮らしを満喫できる場所なので、都会好きの人には本当にお勧めです。

NYで得た宝物
いろんな言葉を話す人がいて、英語もいろんな訛りで話す人がいる。
そういう環境に身を置くと、英語を話すことへの心理的なハードルがなくなります。
これは日本で英語を学んでいると絶対に体感できない感覚だと思います。この感覚こそが、私が今回NYに行って得た一番の宝物です。
日本人はすぐに人の英語をジャッジしたがる傾向がありますがNYに行くと、日本人からどう思われようと「そんなの関係ね~!」って小島よしおさんのように思えるようになります(笑)
まとめ
子どもの英語留学はまた事情が違うと思いますが、大人の留学ならNYは最高です!
私の経験を基にした独断と偏見によるリポートになりましたが、これを読んで、NYに行ってみよう!と思ってもらえたら嬉しいです。
NYは元気をくれる、あたたかくてインクルーシブな街です。人生観がガラッと変わり、生きるのがラクになると思います。
私は他人の目なんて気にしている暇はない、何事にも意欲的にチャレンジしたい!というやる気が体の内側から湧いてきて、自分自身のステージが別次元に来たのを感じています。
大げさではなく、生まれ変わったような感覚で、ありのままの自分を受け入れることができるようになり、自分のことが好きになれました。
この感覚はただの旅行ではなく、語学学校に短期留学して、世界各国の人たちと交流できたからこそ得られたんだと思います。
40代、50代、60代で留学を迷っている方がいらっしゃったら、諦めないで絶対にチャレンジして欲しいです。
私は今度はロンドンに短期留学したいと思っています。
大人だからこそできる留学、人生観を変えてくれるようなインスピレーションが得られる冒険にこれからもチャレンジしていきたいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

