【英検受験はいつから?】賢いタイミングと効果的な勉強法

「英検って、いつから受けるのがいいの?」
そんなご相談をよくいただきます。

最近は小学生や未就学児のうちから英検を受けるお子さんも増えていますが、
イースマイルでは、「その子にとって“今がベストなタイミングかどうか」を大切に考えています。

このブログでは、

・英検を受け始めるおすすめの時期
・学びを加速させるための英検の活用法
・家庭でできる効果的な対策方法

などを、指導の現場で感じていることも交えながらお伝えします。

お子さんにとって英検が「いい経験」になるように、ご家庭でのサポートのヒントになれば嬉しいです。

目次

賢い英検受験のタイミングとは?

疑問がある女性

いつ受け始めるのがいい?

最近は英検受験の低年齢化が進んでいるようですが、イースマイルでは過度な低年齢での受験には反対しています。
何事も「適期」が大切だと思っているんです。

では、いつが適期なのか?

それは個人差が大きいので一概にいつとは言えません。

お子さんのタイプによって適期は異なる

お子さんの性格にも依るんです。
お子さんがお勉強的な取り組みをゲーム感覚で楽しめるタイプなら、イースマイルならレベル3の秋、冬ぐらいから5級にチャレンジしても良いかもしれません。

ただ、英検5級というのは、文法が中1レベルと言われているので、カリキュラム的には、レベル4の冬に受験されるのが1番無理がないです。

でも、イースマイルに幼児期から通っている生徒さんは、文法学習をしなくても英語の語感が育っているので、わざわざ文法を学ばなくても何となく感覚的に答えが予想できてしまうんです。
だから、生徒さんのタイプによっては、レベル3でも問題なく合格できる子もいると思います。

本人が英検を受けることでモチベーションがアップするのなら、レベル3での5級受験もアリだと思いますが、標準的に考えるとレベル4で十分だと思います。

親主導の無理な早期英検受験はあまりお勧めではありません。

お子さんがお勉強チックな取り組みが好きで、どんどん学びたいタイプなら、レベル3でも、うまく導いてあげると良いと思います。

イースマイルはこう考えます

各レベルと受験級の目標

レベル4で5級、レベル5で4級、レベル6で3級、中1で準2級、中2で準2級プラス、中3で2級。
これがイースマイルの生徒さん全員の達成目標になるかと思っています。
言い換えれば、このレベルでこの級が合格できないのは、日ごろの取り組み不足と言っても良いかもしれません。

焦らず、個人差を大切に

イースマイルでは、レベル5で準2級、レベル6で2級に合格する子たちもいらっしゃいますが、教室として全員にそれを目標にして欲しいと思っている訳ではないんです。
何故なら、生徒さんの精神的な成長や、脳の発達の速度には個人差が大きいからです。
だから他の生徒さんが速くに結果を出しているからと言って、焦らないでください。

大切なのは、本人のメンタルと思考力の準備が整っていること。
うちの子、どうかな?と思われたら、いつでも相談してくださいね。

講師として生徒さんおひとりおひとりの様子を側で拝見しているので、的確なアドバイスができると思います。

勉強好きな子ども

英検受験のメリット

モチベーションと学習定着への効果

本人が英検に興味を持ち出すと、普段のレッスンでの学び方が変わります。一旦、英検の世界を知ると、合格すれば、すぐに次の級にチャレンジしたいと生徒さん自身が思うようになるんです。

レッスンで一度学んだことを、英検対策でもう一度触れることで知識が更に定着します。レッスンでは学んだことのない表現や単語に触れることで語彙が広がります
当然ながら、英検対策をすることで英語との接触量が増えるので、効率的に英語力が付くんです。

上手に英検を利用することができれば、生徒さんの英語力がうなぎ登りになります。

段階的受験が英語力向上につながる理由

一方、適期になっても英検を受験しないというのは、できれば避けた方が良いです。英検を受験しない生徒さんは、のんびりしている事が多く、英語力の伸びが緩やかになっていることが多いです。
もちろん、各ご家庭の方針はお有りになるかとは思いますが、「英検は2級だけ受験すればいい」というお考えは、指導者としてはあまりお勧めできません。
何事も場数を踏むというのは大切なので、英検を段階的に受けることで得られるメリットはすごく大きいです。

イースマイルでは賢く英検を利用することをお勧めしています。

賢い対策の仕方

英検の計画

計画的な学習が重要

英検を受験しようと思ったら、まずは計画を立てることが大切です。
無理のない計画を立てて、それをきちんと実行できる環境作りが保護者様には求められます。

試験の1週間前になっても、対策問題集が終わっていないなんて事にならないように、余裕をもって計画を立ててあげてください。
最低でも2週間前には2冊ぐらい対策問題集を終わらせておくと安心ですね。

問題集の活用と音読の徹底

英語は楽器の練習やスポーツの技の習得と同じで反復練習が効果的です。過去問や対策問題集は1冊だけでなく、複数冊取り組むといいですよ。

もちろん1冊でも合格はできる子も多いでしょうが、最終目標は英検に合格することではなく、英語力を付けることなので、ここでしっかりと演習量を持つことで、確実に英語力を付けることができます。

問題集を解いたら、すぐにその場で答え合わせをして、必ず声に出して正解を音読してくださいね。

音読をするとしないとでは、英語力に大きな差が生まれるので、音読は必須です。

保護者様のサポートがカギ

保護者のサポート

厳しいことを言いますが、お子さんが英検に不合格になるのは、保護者様の計画の立て方や、日ごろのお声がけ、スケジュール管理に問題があることがほとんどです。

受検すると親子で決めたら、きちんとスケジュールを親子で立てて、毎日それを必ず遂行するという癖を付けましょう。
無理やりではなく、本人が気持ちよく毎日の学習に取り組めるような環境作り、言葉がけ、それこそが保護者様の腕の見せ所です。

そうすることによって、良い学習習慣が自然と身に付きますので、将来「勉強しなさい」なんて言わなくても、勝手に勉強する子に育ちますよ。

3級以上の対策について

英作文・面接対策は早めの準備を

3級以上の英検では、英作文があり、2次試験で面接もあります。
イースマイルでは年に1回夏頃に、各級の英作文の対策セミナーを開催しています。

2次試験対策セミナーは基本的に個別指導となっていますが、英作文セミナーは個別では行いませんので、この機会を逃さないように万障繰り合わせの上、参加をご検討くださいね。

この対策セミナーを受講された方限定で、英作文の添削も行っています。こちらは有料になりますが、英作文対策をしっかりと行っていると、会話力も伸びてきますので、結果的に2次試験対策になり、お勧めです。

英作文対策、e-mail問題対策、要約問題対策と、3級以上は何かと大変になりますので、スケジュールに余裕をもって、早め早めに準備を進めてくださいね。

英検だけでは英語力は測れない

英検後も続く「本物の英語力」への道

伸びていく図

英検の良さをお伝えしてきましたが、英検だけが全てではないということを最後にお伝えさせてください。

6年生で合格する2級と高校生で合格する2級は、全然中身が違います。上位級に合格しても、そこからまた深く学び続ける必要があるんです。
「英検2級に合格したら、教室を辞めて塾に専念したい」と以前おっしゃった保護者様がいらっしゃったのですが、それはすごくもったいないと指導者としては残念に思います。

本物の英語力を伸ばすためには、そこからの学びが実は大切なんですよね。英検だけに満足するのではなく、どんどん中身を充実させていくのが必要だと思っています。

イースマイルは英検のための教室ではないことを再度ご確認くださいね。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

この記事を書いた人

子ども英語の世界に足を踏み入れて
25年が経ちました。
英語講師という仕事は天職だと思うくらい、
毎日かわいい生徒さんに囲まれて
幸せを感じています。

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